小さな公園の一角にあります
手に煙管を持ち、頭はちょんまげの
旅人が道端で一休みしています。
商家のご主人でしょうか。
これは、弦巻4丁目にある
大山詣をする旅人の像なのです

この像の前の道は、江戸時代中期
五穀豊穣を願う農民や
商売繁盛を願う商人が、
丹沢の大山阿夫利神社参りに
行き来した道です

休んでいかね〜かい!・・って聞こえてきそう

赤坂見附から青山、世田谷、二子玉川
溝ノ口、長津田、伊勢原を経て
大山に至るこの道は
大山道と呼ばれていました

隣に座れますぜ!

大山詣の説明が・・・・
世田谷区内では、三軒茶屋、世田谷通り
ボロ市通り、そしてここ弦巻4丁目を通って
用賀、二子玉川へと抜けていたのです。

この大山詣は時代が下がるにしたがって
お参りの帰りに東海道へ出て
江ノ島や鎌倉で遊ぶ物見遊山の旅に
変わっていきました。

登戸道との分岐点を過ぎて
緑の木陰沿いのゆるやかな坂を
下っていった道端の広場にある
この旅人の像は、
そんな大山詣をする商人がたぶん
一服したであろうと思われる
場所に造られました。

弦巻4−32


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