しょうこういん
〜勝光院〜

2001年4月8日(日)天気が良く暖かいので
勝光院に散策に行って来ました
少し歩くと汗ばむほどの天候、時折吹く風が気持ち良く
春の声を聞きながら、最高の散歩でした

   
世田谷の中心に有りながら、静かで落着く場所です





  
山門の右手には見事な竹林が広がっています



山門をくぐり本堂に向かい階段を上がります


このお寺は、建武二年(1335)に世田谷吉良氏の祖・治家が開基し
臨済宗金谿(けん)山竜鳳寺といわれていました
天正元年(1573)七代目頼康の養子氏朝が川崎小机城下の
雲松院から天永琳達禅師を招き、中興開基しました
寺名は、父頼康の法名から「勝光院」と改名したため
後世、頼康が開いたと思われていました
またこの時、曹洞宗に改宗されました
のちに、将軍家康から御朱印寺領三十石を与えられ
格式高いお寺となりました


階段を上がりすぐ左手には鐘楼があります


この鐘は外形80cm重さ800Kg
表面には勝光院の名の由来や家康から領地三十石を
受けていた事などが記されています

この鐘は元禄11年(1698)に檀家や村人など約千人からの
寄付により、八王子の鋳工の手で作られたものです

昭和19年の秋に兵器生産のため軍に供出され
そのまま行方不明になっていましたが
葛飾区のあるお寺に保管されている事がわかり
昭和52年この鐘は33年ぶりに戻り
鐘楼も再建されました


  
正面には本堂が見えます
境内は綺麗に整備され、庭園のような趣です



墓地中央部の一角に吉良氏の墓所があります
並べられている宝篋印塔は震災などで崩れ
組み合わせが正式ではなく、また石質の異なる組もあり
頼康の墓もどれかはわかりません


詳しくは
世田谷区桜1−26−35
TEL03−3426−6921
世田谷線「上町」から徒歩3分

参考文献「一歩二歩散歩」(世田谷区発行)

付近の地図はこちらで

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