〜世田谷山観音寺〜

  

このお寺は、昭和新選江戸三十三観音札所の三十二番札所にあたります。
昭和二十六年、事業家だった大田睦賢和尚が私財を投じて建立
区内では新しいお寺ですが、国宝など文化財を多く有しています。

   
まず、この二つの像に出迎えられ山門に向かいます


正面に立派な山門が見えます

  
山門の前には、南蛮鉄で出来た狛犬が
そして中央には大きな提灯が迎えてくれます

もう一つ山門を守って居るのが
  
鎌倉時代かそれ以前の作と言われる仁王像です

山門をくぐってすぐ右側に

阿弥陀堂が有ります
京都の二条城から移築したもので
その三層の建物は金閣寺を模しています

そして左側には
    
不動堂が有ります
これは京都の六角堂を模したものです
そして

ここには「木造不動明王」と「八大童子」が有り
奈良県内山永久寺に有ったもので
運慶第三代、康円作の国の重要文化財です
(実物が見られないのが残念!)


隣の池には「夢違観音」が立っています


正面に見える本堂(観音堂)
    
この中には本尊の「聖観世音菩薩」が安置され
脇待に日光・月光菩薩を従えているそうです


本堂の龍の彫り物が素晴らしい!

左奥には
  
特攻観音堂が有ります
ここには、太平洋戦争で亡くなった特攻隊員の御霊を祀り
彼ら4615名の英名を体内に奉蔵する「特攻平和観音像」が安置されています


区内最古の梵鐘も有ります

散策してみて、歴史は新しいお寺なのですが
建物などの雰囲気がとても良く
一度は訪れてご覧頂きたい、お勧めの場所です

住所・世田谷区下馬4−9−4

参考文献
世田谷区発行
改訂・せたがやの散歩道
一歩二歩散歩

付近の地図はこちらで

ブラウザーの戻るでこのページにお戻り下さい

メニューに戻る

TOPページに戻る


inserted by FC2 system