この深沢2丁目広場に、代々深沢の地に居住してきた旧家が
保存してある・・早速行って来ました



←最初通り過ぎてしまった・・入口
数段の階段を上がると、林の中です
?本当にここなのか・・・
小道を進んで行きます



何やら見えて来ました


<三田家住宅長屋門>
おっ!ちょっと感激です、残っているんですね・・
昔のままの場所、姿が・・・


長屋門に有った
大八車・・

中に昔の農具が残して有りました


農家に建てられた長屋門としては、現在世田谷に唯一の物だそうです
一般に長屋門は、江戸時代に農村においては名主などの
村役の家だけに許された門形式です。
この門は、明治40年頃の建築と言われているそうです
江戸時代の役割とは異なっていますが
それなりの格式を持った家で無ければ建てられなかったようです。

長屋門を背にして、左に目をやると・・土蔵が見えます



この蔵は、木骨土壁2階建の土蔵造りで
火災に強い構造となっています
以前は穀倉として使われていたようです。

現在、屋根はトタン葺きですが建築当初は
草葺きであったと言われています。

この土蔵の建築年代ははっきりしていない
そうですが、主屋以前に建てられたと
言われる事や、階高が比較的に高いなどの
特徴から、明治時代初期の
建築と推定されるそうです。

<三田家住宅土蔵>



土蔵の1階内部
昔の生活用品が雑然と・・

2階への階段は狭くて急です
四つん這いでやっとです・・
大丈夫?と思いながら2階へ


やはり生活用品が・・・
恐々階段(はしご?)を降ります(笑)

さて、正面に見える、主屋に向かいます
資料で見た光景とはかなり違います・・・かなり朽ちて・・・


↑ここから中にも入れます(式台)

深沢の地に代々居住してきた旧家で
先代の弥兵衛氏で16代を数えるそうです
この、主屋は8室からなる多室間形式の
間取りを持ち、さらに南に式台も設けられ
三田家がかって豪農で有った事を
伺い知ることが出来ます。

屋根は寄棟造草葺きで、小屋裏に
屋根裏部屋を設けて、かつてはここで
盛んに養蚕が行われていたそうです。

建築年代は、大黒柱の上部に打ち付け
られていた棟札により
「明治22年12月吉祥日上棟」
と明らかになっています。
世田谷の古民家としてはそれほど
古いものでは有りませんが、屋敷構えも
含め、江戸時代の農家の形式を
良く伝えています。
<三田家住宅主屋>

良い構え・・ただ草葺の屋根が剥がれ始めて
いました、保存、修復は大変です

上記の台式で靴を脱いで、スリッパに履き替えて・・・・・
内部に潜入・・・(微笑)

ここに説明の印刷物が有ります、詳しくはこれに書いて有りました
皆さん・・寄付金箱が有りますので、必ず入れてね(微笑)
100円以上って書いて有りましたので・・・


洋間が有りました、モダンです
窓には、ステンドグラス風の柄が入っていました

良いね〜

この下でワインでも・・・

凄い!金庫発見!!
やはり豪農だ・・



最近は床の間が・・・

昔は良く見た部屋なのですが
都心の家では見なくなりましたネ

手あぶりがさりげなく・・・
木漏れ日にまどろみ、熱燗なんぞ
気持ちが良さそうなお部屋です

まだまだ、お部屋が沢山・・・蔵もありました
少し前まで田舎に行くと有った「ば〜ちゃんち」の感じでしょうか
そ〜そ〜トイレも離れ・・ここのお宅は渡り廊下でつながっていましたが(爆)


外に出て、裏に回ると「茶室」が有りましたが
これは、かなり新しいものでしょう・・

今回は古民家を満喫した散歩でした、何故かホッとしてしまいます
暖かい気持ちで、家路に・・・・・


 ●開園時間AM9時30分〜PM4時30分
  休園日 毎週月曜日&年末年始
  入園料 無料

 ●この施設は区からいたくされて
   財団法人せたがやトラスト協会さんが管理
   されています、詳しくは
   
財団法人せたがやトラスト協会
   TEL03(3789)6111


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